前回内覧済みのお客様、再度内覧をされたいとのこと。
水回りやクロスのリフォームが必要な物件です。
どんなご要望があるのか、お客様の引き出しを少しずつ開けていきます。
そうすると「ああしたいこうしたい」がどんどん出てきて
お客様ご自身の思考も整理されてきます。
例えば、
お客様:キッチンも洗面もできるだけシンプルにして欲しいんです。
あっ収納も要らないです。
私:それでは、業務用ステンレスのキッチンなんかどうでしょう?
お客様:あっそれいいですね!そこにカウンターテーブルも欲しいです。
私:では、キッチンがとてもシンプルなので、水栓に拘られてもいいですね。
あと、キッチンパネルの代わりにタイル貼りにされるのはいかがですか?
こんなふうに、カタログや施工例をお見せすると、お客様の目が
どんどん輝き出し『ワクワク感』でいっぱいになります。
限られた予算内でどれだけのことができるのか、
予算内で納まるのなら、きっといろんなことがしたいはず。
当たり前にシステムキッチンを提案され、その流れでキッチンパネルが
付いてきて。ひとりひとりの『コレ好き』も『心地好い』も違うはずなのに。
コーディネーターに自分の好みや拘りは必要ないです。
お客様の理想の空間をリアルなものにするために大事なことは
『引出しをたくさん持っておく』→アイデア、商品知識etc...
『腕のいい職人さんを掴んで一生離さないでおく』
自邸で何度も「ああしたいこうしたい」は出来ないけど
お客様の家で、理想の暮らしを実現していく過程に一緒に携われる。
なんて幸せ!
その仕事が好きか嫌いかは、寝食忘れて打ち込めるかどうかなんだとか。
それだったら、間違いなく私は「この仕事が好きです!」といえますね。。